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島村麻里 Shimamura Mari 1956年東京生まれ。大学卒業後、メーカー、放送局勤務を経てフリーライターに。読書と旅行、食べることをこよなく愛している。新潟日報などの新聞や雑誌に書評やコラムを執筆。著書は「アジアン・リゾートに快楽中毒」(講談社)、「本日のへなへなくん」(角川文庫)、「地球の笑い方」(講談社文庫)など多数。 |
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今月のシマムラ 10月にようやく夏休み。シンガポールのリトル・インデイアで、つかの間疑似インド体験&食い倒れの予定です。 |
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インド・広がり続ける食い意地! 旬の素材を生かしたヘルシー家庭料理 のめり込む“食域”。ここ数年は、インド方面が止まらない。 デリー近辺に一度しか行ったことがないくせに、食い意地は広がる一方だ。各種スパイスや挽(ひ)き割り豆などの食材を軽く2年分は常備、ステンレスのお皿なんかも集めている。 『インド家庭料理入門』(ロイチョウドウーリ・ジョイ&邦子著・農文協刊)。この本がいけなかったのだ。 ベンガル出身のジョイさんと信州出身の邦子さん夫妻が紹介する「うちメシ集」である。「ぶりのアラのカレー煮」「長ネギと煮干しのカレー」など、インド料理といえばタンドリ・チキンにナーンが付いて……くらいの発想しかなかった当時のわたしは、目からウロコのカルチャーショック。インドの人たちがおうちで食べているのは、旬の食材を生かした簡単でヘルシーな料理なのだった! それでいて奥深い。漢方と同じく「医食同源」の考え方が根本にあり、寒い日にはチャイ(インド式ミルクティー)にブラックペパー(!)を入れる、夜食にはスパイスを水でこしてから使う、などなど、気候や体調に見合った調理をする……。中国四千年も深いけど、アーユルヴェーダも負けてまへん。合間に語られるジョイ&邦子夫妻の生活記も楽しくて、何度繰り返し、読んだかわからない。 それからは一直線。旅先でもあれこれ狙ううち、あっさり系の“南印菜食”が好みになった。取り込まれたのは、南インドからの移民が集まるシンガポールのインド街。バナナの葉に盛ったごはんの上に各種野菜カレーをがんがんかける、「ミールス」(定食、の意・ちなみに食べ放題!)にヤラれた。
肌荒れも便秘も解消するスパイスと旬の野菜 |
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