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郷土料理越後の味吹雪
写真右より昭和23年(1948)生まれの大澤雅和さん。まず雅和さんのお母さんが店を始め、やがてお父さんが脱サラして店に入り二代目となったため、雅和さんは三代目。娘の素子さんは昭和56年(1981)生まれ。「お客さま一人一人とのコミュニケーションをなにより大切にしていきたいと思っています」。悦子さんは昭和31年(1956)燕市出身。「義父は尺八と詩吟が趣味で、一緒に働いていたころはお客さんにリクエストされると義父が尺八を演奏、私が民謡を歌うなんてこともありました」と懐かしそうに語る
創業60年の老舗割烹親子三人で伝統の味を守る
●郷土料理 越後の味 吹雪 大澤 雅和さん、悦子さん、素子さん
写真左/5,000円コースの料理の一例。たっぷりのお造りとのっぺ、「意外に酒に合う」というウコンとブランデーのビターチョコレート、季節野菜の浅漬け、黒豆とナシの白和え、サザエの肝和え。「これからの時期はマダラの白子や寒ダラ、寒ブリがおいしくなります」と雅和さん。ほかにご飯ものやめん類もある
写真中央/雅和さんは働きながら絵の勉強も続け、現在は新潟市などの美術協会会員だ。描くのは抽象画で、店に飾っておくと気に入ったお客さんが買っていくという
 昨年の12月に創業60周年を迎えた「郷土料理 越後の味 吹雪」。個人店でここまで長い歴史を持つ割烹(かっぽう)はあまりない。現在、店では三代目にあたる大澤雅和さんが料理、女将の悦子さんと一人娘で若女将の素子さんが接客と、親子三人で切り盛りしている。雅和さんの料理は新潟の旬の素材をアレンジした、ほかにはない斬新さが評判。そこに悦子さん、素子さんの温かいもてなしが加わり「おいしい料理を味わいながら、自宅以上に寛げる」と通い続ける人も多い。
 4人きょうだいの次男である雅和さんは、店の創業と同じ年の生まれ。「絵が好きだったから画家になりたかった」という雅和さんだが、成長するにつれ「ものを創るという点では絵も料理も同じ。人が生きていく上で必要な食の部分で、多くの人を幸せにすることができる料理を作りたい」と考え、板前になることを決意。高校卒業後は東京・新橋の割烹で修業し、20代後半に新潟に戻って両親の店に入った。
 雅和さんが悦子さんと見合い結婚したのは、店に勤め始めて2年ほどたったころ。「結婚式の翌日から店に出ましたよ。新婚旅行はしばらくお預けで」と悦子さんは笑う。「観光バスガイドだったので接客は得意。人前に出るのも抵抗なかったのですんなり店に溶け込めました。義母にもいろいろ教えてもらえましたし」。
 素子さんは高校卒業後すぐに店に入り、今や接客キャリア10年のベテラン。「小学校高学年くらいから、店が忙しいと手伝ってビールを運んだりしていました。このお店が大好きだし、お客さんはみんな家族や親戚みたいなものだから、仕事は楽しいですね」と話す。器にも詳しく、料理と接客の勉強のために一人で県外の老舗割烹を訪れることもあるという努力家だ。
 雅和さんの両親はすでに亡くなっているが、「お客さまを大切に思う気持ちを教えられた」と悦子さんは言う。「同居だったからおばあちゃんにはいっぱい面倒を見てもらった。うちは本当に仲の良い家族なんです。家族の調和がとれ、笑顔でいてこそ、よい接客もできると思います」と素子さん。
 三年前に現在の店舗に移転。居心地のよい隠れ家のような空間が広がる。大人にこそふさわしい店だ。

郷土料理 越後の味 吹雪
新潟市中央区弁天3-3-17 万代アーバン日東1F TEL.025(245)1064
■営業時間 17:30〜23:30 ※できるだけ22:00までに入店してほしいとのこと
■日曜休み・ただし連休の場合は営業。また予約があれば営業可
■料金 メニューはなく、コースのみ5、6品で5,000円から。全国的に有名になった名物「淡雪カツ」は要予約 ※10名以上の貸し切り以外は未就学 児入店不可
準備に10年以上かけてから現在の店舗に移転。しっとりと落ち着いた雰囲気が漂う


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編集者  運動不足を解消しようと、スポーツジムに通い始めました。「知り合いに見られたら恥ずかしいなぁ」と思いながら慣れないヨガに四苦八苦していますが、仕事帰りに汗をかいて帰ると気分もすっきり。仕事が遅くなるとつい「疲れてるからまた次回・・・」になりがちですが、気分転換のためにもこまめに時間を作って通いたいと思います。今号ではいろいろな習い事を紹介しました。学びの秋、新しいことを始めてみませんか?(歩) http://www.assh.ne.jp
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