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外回りを施工中の大工さんと簡単な打ち合わせ
ヘルメット姿で現場を飛びまわる元気な女性社長
●神尾材木店 代表取締役 神尾すみ江さん
壁は珪藻(けいそう)土、断熱材は新聞紙をホウ酸処理したもの。呼吸できる自然素材がふんだんに使われた現場
「奥さんが3倍元気になる家」のキャッチフレーズを掲げる(有)神尾材木店(五泉市)には、笑顔がすてきな女性社長がいる。ヘルメット姿で現場を飛びまわる神尾すみ江さんだ。「家族の元気の基は奥さんの笑顔だから、奥さんの声はどこまでも聞いてあげたい。奥さんが元気になれば家族が元気になる。ずっと住み続けられる家ならもっといい。そんな思いでいろいろな提案をしています」と話す。建築現場には毎日顔を出す。「施主さんや職人さんとは毎日ミーティング。私が直接話をすることで、施主さんの不安を一つでも減らすことができればと思っています」と笑顔で語る。
サラリーマン家庭に生まれ自らも銀行員だったが、先代の義父が病に倒れたことから家業を継ぐ決意をした。「33歳でした。まったく畑違いの世界で何もわかりません。資格を取れば大工さんも認めてくれるんじゃないか。一念発起して勉強を始めたんです」。ペーパーテストはともかく製図はお手上げ。専門学校に通って2年後に2級建築士を、その半年後には土地・建物取引主任者(宅建)試験に合格する。
ハウスメーカーの下請けから注文住宅建築へと業績を伸ばしていたが、2001年に転機が訪れる。「咳(せき)止めの吸入器を手放せないくらい重いぜんそくを患う一家から『健康に過ごせる家を』という依頼を受けたのです。一生懸命勉強して行き着いたのが自然素材。木と紙と土で作ったその家に住んでから、お子さんたちが本当に元気になったんですよ」。この経験をきっかけに、化学物質をできるだけ排除した家づくりに転換した。
湿気がこもりやすい脱衣所には壁、天井に呼吸する木を使う。LDKの壁では柱をあらわにして木の香りと温もり、昔ながらの家の良さを取り入れた。壁には浄化作用のある安田土の焼成の塗り壁を使うなど、予算に応じた提案をしてくれる。女性の視点から気付いた工夫も随所にちりばめた。「アレルギーを持つ人は本当に多いから、少しでも楽にしてあげたい。地元の自然素材を使って、家族が明るく健康に、そして奥さんがずっと笑顔で暮らせる家を提案していきたいですね」
写真左から:「75歳までは現役でいたい。お年寄りの家のちょっとした不具合や不自由さを聞いて、簡単な手直しをしてあげる人が必要になると思います。話せる建築屋のおかみさんでいいの。お年寄りの相談相手になれれば」と語る神尾すみ江社長/手洗い器の梱包を開いて部品を手際よくチェック。ヘルメット姿がよくお似合い/建築現場前に掲げられたボードには社長の顔写真つきで「今週の一言」が。立ち止まってニュースレターを読む人も少なくないという
有限会社神尾材木店
五泉市村松甲2464 TEL.0250-58-6446 http://www.s-kck.com/

