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取材・文/大橋純子 撮影/渡邊久男、村井勇
良いものは大切に使い続ければ子ども、
孫へと受け継がれていきます。
壊れたから、
飽きたからといってすぐに捨てるのではなく、
修理したり、
ときにはリメークしたりと、
愛着を持って使い続けたいものをご紹介します。
写真/阿賀野市の愛着工房いしかわ。宝の山のような倉庫
木工品
家具から建具まで、木工製品の修復を専門に
 ずっと使ってきた木製の家具。これからも長く使い続けたいけれど、傷がついてしまったり、色があせたり、落ちないシミや汚れが気になったり。そういった木工製品をきれいにしてくれるのが、阿賀野市の愛着工房いしかわだ。
 代表の石川彰さんが新潟市江南区北山から現在地に工房を移したのはおととし。古いたんすや建具などが置かれた広い工房で、石川さんは座卓にヤスリをかけていた。石川さんの手が動くと、ケヤキの表面にくっきりしみこんでいた湯飲みなどを置いた輪状のシミが落ちていく。「シミの全部が落ちるわけではないですよ。全面にヤスリをかけた塗料を調合して色を作ります。下塗り、中塗りをして仕上げ。足の補修もします」
 気に入ったものは長く使うタイプで、昔から物持ちがよかったという石川さん。愛着工房いしかわでは、これまでさまざまな木工製品の補修を手がけてきた。「家具だけではなく、古い住宅の床の間や床柱、上がりかまちの補修など、補修専門の業者さんがお手上げになったような建具の修復もあります。変わったものとしては、水屋たんすの修復をしたお客さんから頼まれた木魚ですね」と笑った。
古いものにデザインで新たな価値をプラスしたい
 高価なアンティークや骨董品が業者から持ち込まれることもある。しかし大半は、ごく普通の木工製品。「長く使った家具や建具には、計り知れない愛着があります。身の回りにある、日常に使う道具を補修や化粧直しできれいにすることで、物への愛情が深まるのではないでしょうか」と石川さんは語る。
 古い木工製品を仕入れて修復し、骨董市などに出展することもある。「若い女の子が『ちゃぶ台はないですか?』と声を掛けてきました。古いちゃぶ台を修理したものをしばらく貸してあげたところ、自分の部屋においてみたらしっくりなじんだと買ってくれました。自分なりの和を求める人が増えているのかもしれませんね」。今後は、古い木工製品に新しい素材を組み合わせたオリジナルを作るのが夢。「長く使えるもの」への思いを込めた挑戦は始まったばかりだ。
◎愛着工房いしかわ
阿賀野市水原 2110 電話0250(62)8686
aichaku-koubou@tulip.sannet.ne.jp
http://www.page.sannet.ne.jp/cafe-sunaba/kouboutop.htm
▲どんなに手をかけても昔の表情は残る。
仕上がりのサンプルを見ながら、さまざまな相談に応じてくれる
▲古い座卓にヤスリをかける石川さん。補修の依頼は電話かメールで。持ち込みにくいもの、大型のものの搬入などは相談の上で



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編集室から
編集者  運動不足を解消しようと、スポーツジムに通い始めました。「知り合いに見られたら恥ずかしいなぁ」と思いながら慣れないヨガに四苦八苦していますが、仕事帰りに汗をかいて帰ると気分もすっきり。仕事が遅くなるとつい「疲れてるからまた次回・・・」になりがちですが、気分転換のためにもこまめに時間を作って通いたいと思います。今号ではいろいろな習い事を紹介しました。学びの秋、新しいことを始めてみませんか?(歩) http://www.assh.ne.jp
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